人生2度目の梅干し作り。
傷梅の梅干しに挑戦したお話。
去年は初めて梅とお塩だけの
白梅干しを作りました。
次は紫蘇を入れたい、と思ったので
春から梅を探して予約購入。
なぜ探したかというと
身近で手に入る梅は農薬が心配で
皮ごと食べるものだからこだわりました。
今年はネットで見つけた無農薬の
3キロの梅を取り寄せました。
でも見てビックリ!傷だらけ…。
凄く不安になったけどやってみました!!
作り方
青梅なので
段ボールで新聞紙を被せて追熟させました。
去年の梅は傷もなくとっても綺麗でした。
オレンジのような赤色になるまで
1週間置いた去年の梅がこれ!
見た目もそうだけど、香りもスモモみたい
な感じでめちゃくちゃ可愛かった♡
あの香りが忘れられない!
それに比べて今年の梅がこちら↓
追熟中も変わり果ててく姿を
見るたび不安に(笑)
ついに傷み出し、これは救出せねば!と思い
3キロ漬けたかったけど作戦変更。
傷んだ子だけ梅ジャムにしてあげました。
約1キロ分、傷んだ所は包丁で切り取り
梅と同量のてんさい糖と煮詰めて
ジャムを作りました。
青梅も多かったため
結構青くさい香りもしたけど
ちゃんと梅ジャムになりました。
蒸しパンや豆乳グルトにかけて食べたり
なかなか美味しいです!
なんとか追熟されて
不安な状態のままいよいよ塩漬け。
梅の総量の20%のお塩
(自然塩)で漬けます。
私が毎日使う、命のお塩↓
私が使ったのはホーロー容器。
使う道具全てをホワイトリカーで消毒して
梅、お塩、梅、お塩…と交互に容器に入れ
最後に重石を乗せます。
1週間くらいでお塩が梅と馴染んで
梅が梅酢に浸る「梅酢が上がる」
状態になるはずだけど、全然上がらない!
しかも梅酢に浸からない子に白カビも発生!
これは緊急事態…!
5日目で違和感に気付きまた作戦変更。
瓶に移し替えてお塩が梅全体に回るように
毎日瓶を傾けたりして混ぜました。
ここでちょっと冒険!
少しだけ他の瓶に適当な量の
はちみつを入れて別居に。
白カビの子はホワイトリカーで
綺麗に拭いて、天日干しで殺菌。
お酒とお日様は最強!感謝…♡
まだ病み明けなので
適当なお塩で漬けておいて経過観察。
3日ほど様子を見て
特に傷んだりカビがまた生えることは
ありませんでした。
無事に復活した子は
仲間たちの所へ帰還し
元の生活に戻りました。
ただ、お日様に当たったため
日焼けして早々と梅干しの色に変化してる!
でも白カビを経験した証…かっこいいぞ。
1週間経ってまだ梅酢が
上がり切ってない感じはあったけど
もう上がらない気配がしたので
次は紫蘇を入れる。
春先、私が種から育てていた
紫蘇はまだまだ小さくて
数枚しか収穫出来なかった。
困った時には母…
実家で紫蘇をかき集めてもらい
量は少なかったけど色付けには十分でした。
紫蘇はよく洗ってから塩でもみ洗いすると
紫色のアクが出てくる。
この作業を二回繰り返す。
よく絞って、次に梅酢を加えると
綺麗なピンク色になる。
実験してるみたいで楽しくて
1人で「おおぉぉ」って盛り上がった!
梅と紫蘇の1ヶ月間の短い同居生活。
特に争いもなく静かな日々でした。
晴れが続く日を狙って
「三日三晩の土用干し」。
干し網に並べて天日に干す。
夜には家の中に戻して、梅を裏返す。
この作業を3日間。
3日目は半日、梅酢も天日に当てる。
キラキラしてて凄くキレイ!
天日に当たった梅はシワシワになり
塩が出てる。
心配だった傷を負った子たちは…
痛んではいないけど大丈夫そう。
触った感じは傷の部分が固い。
このままでも保存出来るけど
梅酢に戻しました。
半年くらいおいたら
味が馴染んで食べやすくなる。
すっごく楽しみ☆
でもまず1つ食べました。
すっぱー!
ひと口の梅干しで
茶碗一杯のご飯が食べれそう。
美味しい!これが梅干しだ。
一緒に干した紫蘇はカラッカラになったので
粗く刻んで白ごまと混ぜ
ゆかりふりかけにしました。
超絶ウマイっ!
紫蘇と、ほんの少し梅の香り♡
幸せ〜〜〜!
梅干し作りは
ワクワクドキドキで本当に楽しいです!
去年の梅干しは今も元気!
すっごくまろやかで美味しい。
梅酢はドレッシングやお粥
体調が優れない時に梅醤番茶の
最強ドリンクを作ったりと大活躍です。
まとめ
・傷梅でも追熟中に傷みやすいが作れる。
・固くて梅酢が上がりにくい。
・味は問題ない。
普通の主婦の私でも作れるので
興味・ヤル気があれば誰でも作れます。
どうぞ安心して、
楽しんで作ってみてください!
感想・解説
日々変化していく梅を見るのは
とても楽しいです。
日本に生まれて良かった
昔の人の知恵は素晴らしいと思いました。
市販の梅は減塩が多いんです。
でも減塩すると日持ちがしないし
味も足りないから保存料や
人工甘味料が入っています。
自然塩ではなくミネラルがほぼ無い
精製塩がほとんどなんです。
市販の減塩や甘い梅干しには
賞味期限があります。
でも、適度な塩分があれば
何年でも日持ちします。
もし塩分18%以上の昔ながらの梅干しが
しょっぱくて食べにくいなら
少量食べれば良いと思います。
それに塩分は摂りすぎても
日常的に大量に摂っていなければ
排出されるんじゃないかなと…
しょっぱいものを食べたら
水を飲みたくなるし
人間の体って自然と調節する機能
が備わっていると思います。
今まで知らないで買ってたけど
知るともう買えなくなりました。
売っているものが全て悪い訳ではなく
ホンモノが少ないです。
買うのが当たり前になってるけど
当たり前じゃない時代もあったわけで。
長〜い人類史の中で
自分で作らないという事は
ほんのつい最近の出来事だと思います。
何が入っていて
どう作られているのか
分からないで食べる
という事がどんなにリスクであるか
考えさせられました。
食べたもので身体が作られる!
と気付いた私は、
加工食品を避けて
自然のものをいただくようになりました。
何かを育てたり作ったりすると
感謝がたくさん生まれます。
私が経験して発信した情報で
誰かの意識や気持ちが変わると
良いなと思っています。
どうか皆さまが健康でありますように!
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